2023年07月26日

巨大紙相撲大会 大津の里場所 観戦記

 令和6年に迎える当神社の御鎮座千二百年記念事業の神賑行事の一環として、ご当地初お目見えとなります「どんどこ!巨大紙相撲 大津の里場所」が6月18日㈰に大津コミュニティーセンターで開催されました。相撲はかつて神社境内などで盛んに行われ、当神社でもゆかりの神事として、夏の祭礼の折に行われた伝統的な神事です。このたびの試みは、大人、子供、老いも若きも体力差に関係なく、自由な発想と感性で、個性的な等身大(身長約180cm)のダンボール製の力士たちが集い、ベニヤで出来た土俵をどんどこ叩き、勝敗を競い合う迫力のある紙相撲大会です。
 当日はワークショップにて製作された16体の力士たちが優勝を目指し、トーナメント方式にて熱戦が繰り広げられました。取り組みごとに「勝った〜!」「負けて悔しい〜」の声が飛び交い、負けた悔しさに泣き出すお子さん、土俵を離れられないお子さんなど、熱くなるシーンも見受けられました。
 コロナ禍からみんな集まって作業をする事がなかったので、久しぶりに家族や仲間とわいわい賑やかに作業することが、とても新鮮でした。子供だけでなく、大人も一生懸命汗を流し楽しめました。
 境内ではご神殿の改修工事が進行し、今回の神賑行事も開催され、いよいよ来年の御鎮座千二百年記念事業の雰囲気が盛り上がってまいります。来月26日㈯、27日㈰には例祭(夏祭り)が4年ぶりに開催される予定です。氏子の皆様、是非ご参加くださいませ。

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2023年04月29日

巨大紙相撲大会 大津の里場所開催!

 令和6年に迎える当神社の御鎮座千二百年記念事業の神賑行事の一環として、従前より御柱祭と相撲大会の開催を構想しておりました。御柱祭は神賑行事の柱として、プレ開催を平成26年に実施し、来年の6月1日・2日にて本開催の予定です。一方、相撲大会の方は、当神社ゆかりの神事で、江戸時代には三浦相撲として、夏の祭礼は御神楽と近隣の若者による相撲の興行があり、昭和40年代まで境内の真ん中あたりに土俵があり、長い間大津地区に根付いた文化として、盛んに執り行われておりました。
 数年前、新聞記事にて巨大紙相撲のことを知りました。高知県在住のアーティスト土谷亨氏が主宰するアートプロジェクトの一環で、等身大ほど(高さ約1.8メートル)のダンボール製の力士たちが競い合う本格的な迫力のある紙相撲です。両国国技館のお膝元、墨田区や全国各地でも開催され、当神社でもこれを開催すべく、土谷氏と会い、ダンボール力士製作のワークショップを見学し、墨田区開催の本場所(地方での開催は巡業と呼ぶ)も観戦に行き、大津でも開催可能か、準備を着々と進めてまいりました。
 今回、ご当地初お目見えとなりますが、「どんどこ!巨大紙相撲 大津の里場所」開催の運びとなりました。16体の個性豊かな力士たちが一堂に会し、大津行政センターを会場に優勝を競います。参加者は基本的に親子参加ですが、企業・学校・町内会単位での参加も受け付けています。お申し込みの締め切りは5月20日(土)になります。開催の要綱は下記になります。「見るも良し、参加するのはもっと良し」皆様奮ってご参加・ご見学ください。
・日時 6月18日(日)午後1時より開催
・会場 大津行政センター
・主催 巨大紙相撲実行委員会
・お問い合わせ・参加希望は電話1(プッシュホン)046−836−3570 岩城まで

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墨田区開催のダンボール力士製作のワークショップ

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墨田区で開催された「どんどこ!巨大紙相撲〜北斎すみゆめ場所」の一場面
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2023年03月11日

仮殿遷座祭を無事奉仕

 この「みかきのうち」の更新も、越年の御礼、新年迎えのご挨拶もなきまま、3月の中旬を迎えております。僅か数時間、心に余裕があれば、もう少し更新の頻度が上がり、書きたい「コト」もあるのですが、その余裕がないのも、御鎮座千二百年記念大祭に向けた事業計画が本格化しているからであります。神事はもちろん、複数の神賑行事、改修工事の打ち合わせや会議など、宮司・奉賛会長・実行委員長が毎日のように顔を合わせ、連絡を取り合い、日々奮闘中であります。
 そのような中で先般2月1日、当神社の御本殿改修工事の初めの神事「仮殿遷座祭(かりでんせんざさい)」が斎行されました。工事期間中(今年の11月末まで)、神様には仮殿にお遷りいただき、これより工事が粛々と執り行われます。神事は神様のお遷り(ひらたく云えばお引越し)で、総代・世話人・氏子町内の会長各位・祭礼関係者・ボランティア含め約80名にて、午後7時から斎行されました。寒空の下、宮司以下祭員・奉仕員・参列者がお祓いを済ませ、御本殿に進み、宮司が遷座奉告の祝詞を奏上、御本殿内の照明が一切落とされ、浄闇の静寂のなか、宮司が内陣に参入。「御(ぎょ)」ご神体を白木の箱に納め、絹垣・行障をもつ奉仕員に囲まれ、遷座のための行列に並びます。行列には、古代の装束に身を包んだ祭員が並び、威儀物・装飾品を棒持した奉仕員、参列者もともに神社の周辺を30分ほど練り歩き、社務所内に設けられた仮殿まで進み、「御」を奉安いたしました。仮殿では、献饌、祝詞奏上、玉串拝礼が行われ、暫しの間、仮殿にて御心安くお過ごしください、とご祈念いたしました。神職といえども何回もご奉仕することができない貴重な神事。資料を集め、幾度か打ち合わせをし、奉仕員も習礼(しゅらい 予行演習)を行い、神事に臨みました。かなりの緊張感でしたが、斎行後には「貴重な経験をさせていただきました」との声も聞かれました。
 参拝の皆様には、階段下にお賽銭箱が設置されております。正面の御幣(ごへい)を通じて仮殿の神様にお参りください。なお、各種ご祈祷は仮殿で通常通りお受付いたしております。工事は今年の11月末まで続き、12月半ば頃に再び御本殿にお戻りいただきます。

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仮殿
posted by 大津諏訪神社社務所[公式] at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 奉祝記念事業