2020年11月30日

七五三詣も一段落

 今年も多くの子供たちの七五三詣をご奉仕させていただきました。ご承知の通り、コロナ禍でのお参りとなり、受付組数の減、検温の実施、手指消毒の徹底、マスク着用のお願い等々、気を遣いながらの御祈祷となりましたが、大きなトラブルもなく一段落となりました。
 上手にお参りができた子、緊張のためか泣いてしまった子、弟に教えながらお参りするお兄ちゃん、諏訪大神様もそれぞれのお参りを微笑ましく見守ってくださったと思います。少子化の影響で、お宮参り・七五三参りのご奉仕も昔に比べると少なくなりました。その分、一件一件丁寧に、お参りの仕方や作法を教えながら、子供目線で御祈祷をしています。
 御祈祷を受けられましたお子様たちのお名前を、参拝記念のネームプレートにして掲示しております。この作業は宮司が一枚一枚手作りして作成しています。パソコンで名前をプリントし、拡大コピーをとり、切り貼りして、パウチ加工して完成です。完成したプレートは、諏訪十神連合のお手伝いによって掲示しています。子どもや孫の名前が掛かっているということで、親御さんやお爺ちゃんお婆ちゃんが携帯片手に撮影をしに来られます。境内の銀杏の葉の色づきとともに青空に映える黄色いネームプレートが、お子様たちの未来を祝福してくれているようです。

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2020年09月27日

夏の例祭斎行

 8月22日(土)23日(日)に、令和2年の例祭が斎行されました。お知らせしましたように、コロナ禍での祭礼となり、神輿・山車の渡御もなく、奉納演芸も中止、加えて露店の出店もない少々賑やかさに欠ける祭礼となりました。その中でも、ご参拝いただいた皆様には感謝申し上げます。
 今年で神職生活31年になりますが、神輿・山車の渡御が中止になったのは、初めてのことでした。東日本大震災の際にも、被災地に勇気と希望を届けようということで、浮かれることなく粛々と神事を執り行い、義援金を募り、メッセージを届けさせていただきました。しかし今回ばかりは自分たちも、いや、全国各地が新型コロナウィルスという見えない敵の被害者となりました。祭礼の趣旨や地区の経済を思えば、斎行したい…けれど神社の祭礼でクラスターが発生したら…何もかもが判断に迷う難しい局面でした。
 祭礼は22日に宵宮祭、23日に例祭を執り行い、地区と神社の関係者の皆様とともに大津の安全と繁栄、新型コロナウィルスの早期終息を祈念いたしました。例祭が終わると、七五三参り、初詣と、例年とは違う対応を迫られますが、これらの神事を終えるたびに反省会を行い、改善を加える体制をとっています。当神社は職員がいません。総代さんや世話人さん、諏訪十神連合の会員、多くのボランティアの皆様によって運営がなされています。参拝者はもとより、関係者の安全も考慮しながら、しばらくの間見えない敵とも付き合っていかねばならないと感じています。

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2020年04月05日

春祭りと境内の近況

 3月20日は恒例の春祭り(祈年祭)が執り行われました。しかしながら新型コロナウィルスの影響で、春祭りへの参列者のご案内ができなくなり、やむを得ず、総代・世話人を初め、数名の地区代表者によって祭典が斎行され、宮司の祝詞奏上に合わせて新型コロナウィルス流行鎮静祈願祭の祝詞も読み上げられ、一日も早い終息と大津地区の感染防止が祈願されました。この祝詞は毎朝の日供祭にても奏上されています。
 その後も首都圏・大都市にての流行が懸念され、横須賀市にても感染者がでて、緊張感や深刻の度合いが一気に高まりました。神社にもマスク姿の参拝者が多く見受けられ、休校となっている児童の息抜きの遊び場ともなっています。神社によりウィルスの影響を考慮して手水舎の柄杓を引き上げたり、ご神前の鈴緒を撤去したり、御朱印張への直接の書き入れを中止している神社もありますが、先行きへの不安、商売・仕事への影響など氏神様を頼ってお参りされる皆様になるべく普段通りお参りしていただきたく考えており、最大限配慮しつつも、ご自身にての対応、ご判断をいただき、心安らかに清々しく、ご参拝をお願い申し上げます。
 重ねて一日も早い終息と、ご逝去された皆さまのご冥福をお祈り申し上げます。

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