2019年03月23日

春祭り(祈年祭)

 東京で桜の開花宣言がなされた三月二十一日、春分の日には当神社恒例の春祭り(祈年祭)が斎行され、神社関係者、大津地区の代表者約五十名が参列されました。祈年祭はこの年の米作りや農作物の順調な成育を祈り、秋には豊作であることを予祝する神道の大切な神事です。
 古代において「さくら」は田の神様の宿る依り代(よりしろ)と考えられ、桜が咲くと「田の神様が冬籠もりされていた山から里へお出ましになられた」と喜び祝い、農耕の始まりの神事を行い、その直会が「お花見」の源流とも言われます。気候温暖な当地では、雪国のような厳しい冬を乗り越え春を迎えた喜びと、農事を初め、地区の産業が益々繁栄する様、心を込めて祝詞が奏上され、宮司による湯立神楽(ゆたてかぐら)が奉納されました。なお、神事の後、ご神田「御作田」に種籾(たねもみ)が播かれ、これより苗床作り、田植え、稲刈り、脱穀を経て御代始めの秋の新嘗祭にお供えする予定です。

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2019年02月13日

稲荷祭

 立春を過ぎてもまだまだ寒い青空の下、大津地区の町内や家庭では、「正一位 稲荷大明神」の五色の幟旗をたて、稲荷祭が各所にて行われます。2月中の初午(はつうま)、二ノ午、三ノ午のご縁日に、1日に3〜4件を回って、家内安全・商売繁盛・無病息災を祈願して、お祓いをしています。
 江戸時代、名門の出身ではなかった田沼意次(たぬまおきつぐ)が、屋敷に稲荷神を祀って、幕府の要職、老中にまで大出世したという評判にあやかり、江戸の庶民も我も我もと小祠を建て、稲荷神を祀ったといわれています。「伊勢家稲荷に犬のくそ(街中でよく見かけるもの)」という戯言(ざれごと)が生まれるほど、流行したようです。
 昔は講(こう)によって神事が執り行われていましたが、後継者不足によりお社(やしろ)が廃祀されたり、町内会の主催になったりと、形を変えながらも大津の古い伝統を護り伝えています。神事の後は、お楽しみの直会(なおらい)です。お供えの油揚げを焼いて、お神酒で一杯。。。「忙中閑(ぼうちゅうかん)あり」ホッとするひとときです。

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2018年12月21日

新嘗祭

 先月二十三日(金)に新嘗祭が斎行されました。前回お知らせしたように、御作田で収穫された稲穂をご神前にお供えし神恩を感謝し、祭礼の参列者には赤飯にして振る舞われました。
 今回は御祈祷中に和太鼓の演奏が奉納されました。昨年の夏祭りの奉納演芸にも出演していただいた地元横須賀市在住のRYOJINさんによる約20分の演奏でした。RYOUJINさん自身、神社での奉納演奏には思い入れが強く、演奏中の神様を崇める独自のセリフには魂が込められていて、参列者はグッと胸を打たれ、神様たちも喜ばれているようでした。

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