そのような日々の中、8月20〜21日は例祭の斎行のご奉仕。但し、本年もコロナ禍により、三年連続で神輿・山車の連合渡御は中止となりましたが、数町内会で「神様のために何かできないか」を企画。神社と相談の上、コロナ対策をして規模縮小ながらも神輿の巡行を行った町内や、コロナ対策をして祭礼当日にゲリラ的にお囃子の演奏を行った町内。祭礼関係者の熱い思いに、これを見咎めたり、注意を発することは出来ませんでした。
怒涛のような日々の中で、祭礼の準備中にホッとする出来事がありました、祭礼の献灯提灯のなかに「タイワンリス」が巣を作り子育てをしていました。夜に点灯すると、提灯のなかに大量の木の葉の陰影が…「そういえば、数日前に植木屋さんが剪定に来ていたので、刈り込んだ植木が提灯のなかに入ったのかな」と思っていたのですが、リスが巣作りのため、草や枝を持ち込んでいたのでした。覗き込むと数匹のタイワンリスの赤ちゃんを発見。普段は神社の鈴の緒や畑の作物・果樹を食い荒らし、天敵もいない憎い害獣であり、撤去しようかとも思いましたが、普段はいかつい神輿会のメンバーが、「親が戻ってきて子どもがいないと悲しいですよね。近くに別の提灯を掛けましょう!」との優しい提案があり、そっと巣を移し替えました。
ただでさえ猛暑・酷暑のなか、イライラ・カリカリそしてほっこり…様々な感情を覚えながら、季節が移ります。コロナ禍を克服しニコニコ笑える日を思いながら、次の神事・行事の企画に向います。皆様もご自愛ください。
神社関係者による例祭の斎行

タイワンリスの赤ちゃん