2020年08月13日

例祭を迎えるにあたり

 例年、この時期ならば夏祭りの準備に追われ多忙な日々。社務所に戻り一息いれると、何処からか聞こえてくる祭囃子の練習の音、盆踊りの炭坑節…祭礼に向けての高揚感が高まってきます。しかしながら、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で静かな夏を過ごしています。街中からラジオ体操・花火・祭礼・盆踊りなどあらゆる賑やかな音が消え、聞こえてくるのは蝉の鳴き声のみ…
 そんな静かな夏の終わり、8月23日(日)は当神社の例祭を迎えます。既にご報告の通り、神輿・山車の町内巡行は自粛、屋台の出店や奉納演芸もない寂しい祭礼ですが、ぜひ宵宮祭・例祭に合わせ、諏訪大神様、大津地区の産土(うぶすな)大神様にお参り(ご挨拶)にお越し下さい。そして日々の暮らし、普段の何気ない日常がどれほど有難いことなのかを、今一度見直す機会になればと思います。過去にも大震災、豪雨被害、土砂災害などのたびに連帯・絆・共助を合言葉に立ち上がってきた地区や日本人の紐帯(ちゅうたい)を、これほどまでに分断してしまう未知なる敵、見えないウィルス。一日も早い終息を皆様とともにご祈念いたしたく思います。
 宮司自身、満三十年のご奉仕になりますが、このような状況での例祭は初めての経験です。神職の祈願とともに大津地区の皆様の真摯(しんし)な祈りをともにご神前に捧げ、さらにご神威を増した神々のご加護により、安全繁栄・悪疫退散への導いてくださるものと確信しております。
 22日(土)23日(日)はご家族揃って「夏詣」にお越しください。

例祭2018.JPG
以前の例祭の模様

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アマビエ様疫病退散お守

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プレ千二百年御柱祭の御柱から採られた木札
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2020年08月09日

夏越の大祓斎行のご報告とご寄付の御礼

 6月30日(火)、恒例の夏越の大祓が執り行われました。本年は新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から、一般の参加はご遠慮いただき、神社関係者が氏子地域の代表として祓(はらえ)を受けました。氏子中の安全・悪疫退散を心に念じつつ厳重に斎行いたしました。
 氏子の皆様には6月1日より茅の輪がくぐれるよう、事前に告知をしており、一カ月の間に多くの方が当社に参拝され、各自にて輪をくぐってお祓いを済ませていました。例年、参拝の御礼にて差し上げている「茅の輪お守」は、本年は300円にて有料授与とさせていただき、計245体分の授与料に、宮司宛ての特別定額給付金を加えて、全額を日本赤十字社に寄付をさせていただきました。この紙面にて御礼とご報告を申し上げます。
 新型コロナウィルスに加え、7月中も土砂災害や河川の氾濫など心が痛むことが続きました。8月の祭礼も既報のように神事を除き、神賑行事・屋台の出店などは中止となっておりますが、大祓同様、大津地区の安全、悪疫退散・終息を一心に願い、8月23日(土)午前10時より斎行いたします。22日(土)・23日(日)は「夏詣(なつもうで)」として、是非ご参拝いただき、氏神様のご加護をお受けください。

20年夏越の大祓.jpg
夏越の大祓

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日本赤十字社への寄付 領収証
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