その熱気が最高潮に達するのが、奉幣町(ほうべいちょう)の選出です。奉幣町とは、一年間、夏祭りを初め、祈年祭、新嘗祭(にいなめさい)、歳旦祭(さいたんさい)など、四季の節目の祭典の折に、氏子代表として御幣(ごへい)を奉り、大津地区の安全と繁栄を祈るご神役で、大切な役割を務めます。夏祭りには率先して祭礼を盛り上げ、氏子の代表・手本となる様、宮元町とともに「祭りの華」となる町内です。奉幣町は「籖取り式(くじとりしき)」による抽選にて選出されます。先ず、くじを引く順番を決める予備くじ、それで決まった順番で本くじを引きます。プロ野球のドラフト会議のように、箱の中からくじの入った封筒を一枚づつ引き、各町11町が引き終えたところで一斉に封筒を開きます。当選くじには諏訪神社の御朱印が押されています。その瞬間の町内の反応は悲喜こもごも。ガッツポーズを決める当選町、頭をかかえる町内…過去3回当選した町内、2年連続当選の町内もあれば、まだ当選したことがない町内が4町あります。令和元年の奉幣町は、馬堀町3・4丁目が2回目の当選となり、祭礼振興金として金伍萬円が贈呈されました。これは祭礼が賑やかに楽しくなるように役立てていただきます。
これから夏祭りに向けて各町は準備が本格化していくと思います。氏子の皆様には、熱中症対策など、暑さにはくれぐれも気をつけていただき、準備が順調に進行することを祈念しています。8月24日(土)25日(日)は大津諏訪神社の例大祭に是非ご参加ください。